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夜行バスを乗ることについてのアレコレ

「学生のうちなら体力もあるだろうし、どんな劣悪な環境でも安けりゃいい」という心が貧乏な皆様なら、長距離移動に夜行バスを使ったことがあるかと思います。
特に、東京大阪間の夜行バスは、質を問はねばなんでもあるレベルで値段とサービスの違う無数の便が運行しています。

無駄に夜行バスに乗り込んでは体力を消耗してきた私ですが、それもそろそろできなくなるかなーということで、今までの経験から集めた知識をここにまとめてみようと思います。

まず夜行バスをとる

夜行バスは便利ですね。主に

  1. 夜行である = 移動時間を無視できる
  2. 安いのは安い。普通のだと普通

この二点だと思います。

もし貴方が時間的富豪ならば徒歩か自転車、18きっぷ1日分をお勧めするのですが、そんな昼1日分を消費できるほど余裕もないかと思います(あるならやってもいい)。自転車は論外として18きっぷは実質的に昼行便なので、1日の大半を箱の中で過ごすことになるわけですからね。最悪立ちます。また、もう少し払えばLCCだって乗れるし、新幹線だって乗れます。交通費だってほとんど支給されないご時世じゃ(だったんですよ)高いと感じるわけです。

ということで、夜行バスをとるという事は安くて(ある意味)速い交通手段を求めていることになります。夜行バスには、発車時刻の差はあれど、速度の差はほとんど無いので、値段の安さが決め手となってくるわけです。だからちょっと前に価格競争からの事故があったわけですね。保険金をケチって乗っているくらいわかってほしいものです。

安いバスを探すには、比較サイトが一番です。昔は楽天トラベルを使っていましたが、現在ではもう少し検索の幅の広いバス比較ナビというものを使っています。

高速バス・夜行バス 予約 【楽天トラベル】

夜行バス比較なび 全国の高速バス・夜行バスの最安値情報・予約

ここで、予約の取り方にも戦略があります。一つは、早めに予約して早割を狙う戦略。もう一つは、前日や当日に予約して投売り価格を狙う戦略です。
実のところ、計画性のない私は最初の戦略に成功したことがないので、後者を狙います。すなわち、前日くらいに先のサイトを覗き、最も安いものを買います。利用者が増える時期は非常に危険ですが、そうでもなければ良くて半額、悪くて定額より少し高くなる程度で比較的ローリスクです。ただし、他のコスト(後述)がかさみがちですが。

オプションとかですが、基本的に四列シートにオプション無しで大丈夫です。三列シートとか高いだけですし、ブランケットもなくても問題は起きません。電源は、まあ、うん。あと女性専用とかは使ったことがないのでわかりません。ただし、本当の意味でただの観光バスを使っている会社があり、そのようなところはリクライニングすら少し厳しいなどの観点からあまりお勧めしません。そのため、最低限の状態からいくらくらいなら投資できるかの観点でオプションを追加する程度でいいでしょう。

お勧めは、先ほどの発言と矛盾しますがJRバスです。バスの中では最安値であることは少ないにしろ比較的安く、オプションは最高クラスなので、売れ残りやすくて使いやすいです。投売りセールがあったかどうかは忘れました。多分ないです。イメージとしては相場最安値に1000から2000円増しくらいだった印象です。

乗る時

10分前についてるとギリギリ扱いされたりピッタリだったりするので基準にしましょう。

座り込んでいると見栄えが悪いので時間の調整はしたいところ。空いている店が少ないので難しいですが。

手持ちと仕舞う用ではカバンを分けたほうがいいですね。あとは乗降時に見せなきゃいけないものがあるなら出しておく。大きめのカバンの方にまくらとか飲み物とか入れてしまいがちなので出しておく。

車内

飯食うな。しゃべるな。前の席蹴るな。携帯の電源入れるな。デケデケするな。 ~映画館マナーCM~

はい。

上の話は泥棒行為をのぞいて当たり前なのでやらない人間は後ろから蹴っていいです。逆にそれ以外では割と大きく振舞っていきましょう。旅の恥はかき捨てというしね。

リクライニングシートは倒していいでしょう。許可を取るかは人間に飢えているかでどうぞ。じわじわ倒して最適な箇所を探すのが一番楽です。

窓側の席は窓をまくらにできるので寝やすいです。廊下側は外に出るとき楽なので気軽です。窓側の人は「あ、すいません」てやるのが嫌という人がいるようですが、互いに理解していることなので強気に行きましょう。突っかかってくる人はただのアホです。相手にしないように。あと、最低限相手の荷物を踏まないように。廊下側の人は、窓側の人よりもリクライニングを倒すことで、窓側と同じ恩恵を得ることができます。窓側の人が限界まで倒していたら諦めましょう。

持ち込むと(あると)便利なアイテムシリーズですが、特に課金していないのでわかりません。ブランケットはコートで代用しましょう。まくらを買うといいです。コの字型をしたものは窓にもたれかかるのと同じ恩恵も同時に得られて便利でした。耳栓はあまり実感ありませんでしたが、遮音効果は確かに高いので、騒音がきになる人には有ってもいい。アイマスクは完全に視界を暗くできるため、安眠のためには持った方がいいかもしれません。暗闇スマホ妖怪対策にもなります。

寝方ですが、仰向けに寝れる人はまくらさえあれば十分です。横向きに寝たいのなら、コの字まくらを立てて、横向きの頭を抑えるか、窓との間に挟んで底上げしましょう。そうせずに窓に首をもたげた場合かなり危険です。

休憩

車内で邪魔だった人間を抹消するチャンス体を伸ばして水分を補給するチャンス。

SAとかにあるあつーいお茶はドライバー向けなので飲んだら目が覚めます。私はこれでスッキリ寝るタイプですが、目がさえるかもしれないので水を飲みましょう。

寝るときの体制を間違えると首を痛めるので、ここで十分に伸ばして体制をリセットしましょう。

着いてから

多分東京駅とかに放り出されるでしょう。当日に用があるなら、その時間まで延々と暇です。暇を潰そうにも大体の店は10時開店で中途半端です。

仕方がないので、マクドナルドとかの比較的まともに座れるタイプの店に長居することになります。吉野家も朝やっていますけど見るからにダメそうですね。

具体例は挙げたので、選ぶ基準だけでも。

  1. (長時間)座れる
  2. 遠くない
  3. 朝食が取れる
  4. 電源がある

これだけ満たしていれば時間を潰すには十分だと思います。
「東京 電源カフェ」で調べればある程度の避難所候補が見つかります。

あるは電源は諦めて公園でぶらぶらするのもいいでしょう。

まとめ

命で値段を買う方法ご理解いただけたでしょうか。こんなクソ面倒くさい事と思った方には新幹線がオススメです。貧乏人にはそれなりの振る舞いがあるように、環境に合わせて生きるサバイバル術を身につけていきましょう。